～壁紙を貼る接着剤～
マンション及び一戸建の場合、住宅を購入してから約10～15年で壁紙(塩化ビニールクロス)が破損したり、汚れたりして気になります。しかもいったん壁紙についた汚れは洗剤で洗ってもなかなか取れません。又天井のクロスにワタゴミがついて取るのに掃除機をかけた経験はないですか？
高気密なマンションの場合、外部に面している部屋の壁紙が剥がれて来たり、隅の方に黒いカビが発生して困った経験は無いですか？マンションは気密性が高く、それ故外部と内部との温度差が大きく、空気が淀んで動きにくい。これらはイコール結露が発生する条件になる為、カビが発生しやすくなってしまいます。
【対策】
現状の壁紙(塩化ビニールクロス)を長持ちさせ、カビが発生しない部屋を保つには、空気の流れを良くする事と、外部と内部の温度差を小さくする事です。つまり窓を開けて適度に空気の入替をし、空調をあまり使わないようにする。それでも接着剤と壁紙(塩化ビニールクロス)の経年劣化は止められません。その時は壁紙の貼り替えが必要になります。
壁紙(塩化ビニールクロス)を貼る時の接着剤は化学合成樹脂製ノリを使用しています。メーカーの方に聞いた所によりますと、このノリは水分が蒸発しノリが固まらない様に化学物質で調整してあり、乾燥するには2～3週間程必要だと返答されました。